ナトリウム


生理作用
細胞の外液の血液、リンパ液、組織間液に存在し、浸透圧の調整を行っている。細胞内にはきわめてわずかしか含まれていない。
ナトリウムは放水力が強く、水を伴って移動する。
組織液中のナトリウムの増加は浮腫をおこし、腎臓からナトリウムを伴って排泄される。
この量を食物で補わなければならない。
長期にナトリウムを多く接種すると、血管壁を膨化し、血圧の上昇をひきおこす。このため、高血圧には、減塩療法や、chlorothiazide系の利尿薬が使われる。
   ・ 神経刺激を伝達
   ・ 筋肉の弾性を維持
   ・ 消化液や分泌液にアルカリ性を加えpH調整
   ・ 消化管において水、ぶどう糖などを吸収
欠 乏 症
   ・ 消化液減退のため、食欲不振
   ・ 嘔吐、無力症
   ・ 全身倦怠、めまい
過 剰 症
   ・ 高血圧
   ・ 細胞外液にて浮腫生成


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